町長からのごあいさつ

町長

 小坂町長として、4月12日から四期目の任に就きました。

 私の一期目において策定した「第5次小坂町総合計画」は、町民の目線、町民が望むまちづくりに重点を置き、町民アンケートやまちづくり委員会など、町民の皆さんや町に関係する皆さんのご意見やご提言をいただいて策定したものであります。10年後の小坂町のめざす姿として「まちの将来像」を「“ひと”と“まち”が輝く 躍動する小坂 ~十和田湖と鉱山文化 人と自然にやさしい環境が 新しい時代を築く~」とし、各種施策に取り組ませていただきました。

  この計画に沿って実施してきた主な施策は、「小中一貫教育の実現」、「明治百年通りにぎわい創出プロジェクト」、「みんなの運動公園整備」、「緊急告知ラジオの運用」、「旧小坂中学校校舎を活用した『役場庁舎移転』と旧七滝小学校校舎を活用した『七滝活性化拠点センター整備』」、「上向七滝線のバス運行」、「小坂七滝ワイナリーの整備」、「十和田湖ヒメマスのブランド化」、「若者定住住宅整備及び移住定住促進策の充実」、「高校生までの医療費無償化」、「小中学校での給食費半額助成と教材費の全額助成」、「保育料完全無償化及び在宅育児助成」などであります。これら施策は、他の自治体に「決してひけをとるものではない」と自負しておりますが、その効果はすぐに出てくるものではありませんので、必要に応じて拡充し継続していかなければならないものと思っております。

 今年4月からは、「第6次小坂町総合計画」がスタートしました。前計画同様に、まちづくりアンケートの実施、まちづくり委員会や高校生からなるまちづくり未来委員会の皆さんからのまちづくりに対する意向を確認し策定いたしました。小坂町には、十和田湖をはじめとする自然と共生する豊かな環境や、鉱山の町としての近代化産業遺産など、「ひと」「自然」「文化」の様々な魅力が、現在のまちや暮らしの中に共有財産として受け継がれています。こうした魅力を地域の個性としてまちの発展に生かし、町民と共有しながら、「これからも住み続けたい」という誇りとして未来へ継承していくために、町民とともにめざすまちの姿として、『人と自然と文化を未来につなぐ魅力あふれるまち』を将来像として掲げました。住む人が愛着を持ち、訪れる人が感動するまちづくりとなるよう、皆さんのご協力のもと、職員と一丸となって誠心誠意取り組んでまいります。

 四期目の任につき、引き続き「町民が主役のまちづくり」を念頭におきながら、各種施策に取り組んでまいります。人口減少の歯止めは町の大きな課題でありますが、「小坂町に住み続けたい」、「小坂町に住みたい」と思っていただける魅力あるまちづくりを進めることが重要であると思っています。町内への移住を促進するための「賃貸住宅建設促進策としての建設費助成」、安心して結婚できる「結婚新生活の助成支援」、そして高齢者等の交通の利便性を図る「バス利用者への運賃助成」のほか、早期利用再開をめざしての「あかしや荘の改修」など、町民目線を大事にした施策に積極的に取り組んでいきます。また現在、十和田湖和井内地区に整備を進めている「道の駅」については、十和田湖への玄関口として、また地域ブランド「十和田湖ひめます」の認知度向上及び観光の回遊ルートの拠点として、国内外の多くの観光客に十和田湖の魅力を発信できるよう、令和5年度のグランドオープンに向け整備を進めてまいります。

  未だ新型コロナウイルス感染症の先行きが見通せない中ではありますが、引き続き、新型コロナウイルス感染症対策及び停滞している経済活動の支援なども実施し、町民の安心・安全を確保するために、万全を期してまいります。

 全て行政が行うという発想から町民とパートナーシップをとり、行政がなすべきこと、町民ができることなど、それぞれ役割を明確にしながら、ともにまちづくりを進める時代となっています。行政運営はオープンにし、これまで以上に町民とともに議論しながら、町づくりを図ってまいります。町民の皆さんのニーズに的確に対応していくための行政運営に精一杯努力してまいりますので、町民皆さんのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 令和3年5月

小坂町長 細越 満

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更新日:2020年01月01日