令和5年11月8日

今年度の小坂町内でのクマ捕獲数は、10月末現在で50頭と、例年の5倍程度の捕獲数となっております。

クマ目撃の通報も例年より多く、10月末現在で78件となっております。情報は警察と共有し、出没場所のパトロールや、爆竹・ロケット花火による追い払いを実施しております。

また、広報やチラシ、情報配信メール、防災ラジオ等による注意喚起を行うと共に、捕獲用の檻の数を増やして町内各所に設置し、危険防止に努めております。

クマは人里へどんどん下りてきて、今まであまり見られなかったソバや栗を食べているため、町内のどこに出没しても不思議ではありません。

町民の皆さんへのお願いとして、自己防衛のため、収穫しない栗や柿の木などの管理できない果樹は、伐採をご検討いただければと思います。

また、見通しの悪い場所については、刈り払いを行っていただき、家庭の生ゴミ・畑の作物・果樹等の放置をしないようにお願いいたします。

外出をする際は、鈴等で音を出しながら歩くなどクマに会わない対策をしていただき、特に朝夕の薄暗い時間帯には十分にご注意願います。

クマの目撃情報や農作物等の被害は小坂町役場農林班に、人身に危険が及ぶ可能性がある場合は警察に通報願います。

次に、クリスマス・マーケットin小坂2023の開催について申し上げます。

今年のクリスマス・マーケットは、12月9日（土曜日）、16日（土曜日）に、小坂鉱山事務所・天使館周辺を会場に開催されます。

昨年、コロナ禍の影響により3年ぶりに開催され、大いに賑わいをみせた本イベントは今年で10年目を迎えます。

会場周辺は73,000球のイルミネーションで装飾され、マーケットでは暖かい食べ物、飲み物の提供やクリスマスにちなんだグッズなどの販売の他、ステージイベントで会場を盛り上げます。

今年は、明治6年にドイツから小坂町に赴任した鉱山技師クルト・ネットーが小坂町でクリスマスを開催してから150年目にあたります。小坂町は近代クリスマス発祥の地と言われており、冬のイベントによる地域の活性化と町のPRを図ることを目的として、クリスマス・マーケットin小坂が開催されています。

クリスマス前の二日間、幻想的な明治百年通りでのクリスマス・マーケットをお楽しみいただきたく、皆様のお越しをお待ちしております。