令和5年8月8日

【第1回日本山ぶどうワインコンクールの結果について】

7月14日から16日に小坂町を会場に開催した「第1回日本山ぶどうワインコンクール」は、出品ワイナリーが41社、出品点数は赤ワイン部門83点、うちレアロット21点、白ワイン部門6点、うちレアロット1点、ロゼワイン部門9点、うちレアロット1点、スパークリングワイン部門5点の合計103点でした。

審査会は、14日から15日の2日間、ホテル小坂ゴールドパレスのゲストハウスを会場に行われました。審査員は、国内外に発信力を持つ審査員6名を招聘し、大橋健一(おおはしけんいち)マスター・オブ・ワインが審査総括を務めました。
審査表には8区分に分けた醸造地域、アルコール度数、ビンテージ、樽使用の有無、品種名のみが表記され、ワイナリーの名称や商品名は全てブラインドとしております。審査には公正で厳密なチェックをするため、第三者の日本ソムリエ協会理事に立ち会いをしていただくと共に、報道機関にも公開いたしました。

初日の審査では、赤ワイン47点、白ワイン5点、ロゼワイン5点、スパークリングワイン5点の合計62点がメダル候補として残り、2日目の審査で最終的にメダルを確定しました。

また、山ぶどうワインコンクールをきっかけとして、山ぶどうワインのさらなる醸造技術向上に繋げていただきたいという審査員の意向で、出品ワインの全てに審査員のコメントを入れて報告することにしております。

地元の小坂七滝ワイナリーからは、全部で9点出品しました。そのうち6点がメダルを獲得し、その中でも紫(ゆかり)賞(金賞)が2点という快挙を遂げました。地元開催ということで、ひとつでもメダルを獲得できればという思いはありましたが、想定外の好成績に驚いているところです。

当町ではワイナリー事業推進のため、醸造部門とマーケティング部門で2名のアドバイザーを配置しております。お二人の素晴らしい指導があり、醸造スタッフもそれに応えた結果であったと思います。また、ぶどう生産者の努力の賜でもあり、このような体制で当町のワイナリー事業が運営できていることを誇りに思います。

開催期間中には岩手県葛巻町と連携し、北東北山ぶどうワインツアーを実施しました。参加者はブドウ生産者やワイン醸造関係者で全国から28名が参加し、2泊3日の日程で、岩手くずまきワインと山ぶどう生産圃場の視察や、最終日には小坂七滝ワイナリーと鴇ぶどう園、小坂鉱山事務所のガイドツアーも行われました。

康楽館で行われた「日本山ぶどうワインフォーラム」には、ワインツアー参加者のほか、多くの町民や町内外からワイン醸造関係者、ぶどう生産者、酒販店、飲食店関係者などコンクール運営関係者も含めて150名ほどが参加しました。
開催期間中のおもてなしは、町が取り組むワイナリー事業を中心としたグリーンツーリズム推進をテーマに、町を代表する食材「桃豚」「十和田湖ひめます」を中心に、鹿角牛など秋田の食材もふんだんに使ったメニューを宿泊先と連携して作成し、山ぶどうワインとのフルコースを堪能いただきました。

日本山ぶどうワインコンクール開催の目的は、全国の「山ぶどう」及び「山ぶどう系品種」で造るワイナリーと連携し、山ぶどうワインの認知度向上を図ることでありますが、当町で開催した意義は、産地としての魅力向上とワイナリー事業を中心としたグリーンツーリズム推進による地域の活性化です。

ぜひ多くの皆様に小坂町に滞在し、美味しい料理とワインを楽しんでいただきたいと思います。

また、ワイナリー事業に興味のある方々に移住や就農などで小坂町に定住していただき、ぶどうの生産・ワイン醸造・観光事業等に従事できる体制の構築を目指して参りたいと考えており、今回の旅行ツアーの企画やおもてなしメニューの作成、宿泊施設や旅行代理店との連携は活かされていくものと期待しております。

【小坂七夕祭について】

町の夏の風物詩となっております「小坂七夕祭」ですが、昨年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため日曜日の展示運行のみの開催といたしました。

今年度につきましては、関係者、七夕祭実行委員会、七夕祭振興会で協議を行い、新型コロナウイルス感染症拡大前の通常開催と決定しました。

実施内容につきましては、8月5日と6日に町内運行を行い、8月6日の夜に合同運行として開催しております。

小坂七夕祭は、約百年の歴史があり、アイディアに富む山車や、独特な囃子など、小坂町の夏を彩る風物詩となっております。

今年も、新型コロナウイルス感染症で製作をしていなかったことが影響したのか、山車の数が昨年と同じ4台でありました。コロナ前の令和元年度には10台でしたので、大変残念であります。どうか復活していただき、歴史と伝統のある七夕祭が盛大に行われることを願っています。

当日は、鴇大太鼓保存会、アカシア太鼓、小坂音頭の会が、祭りに彩りを添えていただきました。

最後に、山車の制作者並びに企業、団体、個人の皆様に、心から感謝申し上げます。

【小坂町二十祭について】

毎年、夏に行っております「小坂町二十祭」でありますが、式典の対象者は平成14年4月2日から平成15年4月1日生まれの、20歳から21歳となっております。

例年同様、対象者から組織する実行委員会とも協議しながら、8月12日に「康楽館」を会場に開催することといたしました。当日は、36名の出席が予定されています。

昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、対象者1人につき保護者など2名まで入場としていましたが、制限を設けず開催いたします。

一生に1度の「二十祭」でありますので、町としてお祝いしたいと考えております。

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更新日:2023年08月09日