【令和8年4月採用・地域おこし協力隊募集】まだ眠る町の宝ものに光を!「文化財調査・活用促進員」

活動の拠点となる郷土館(外観)

郷土館の内部展示(イメージ)

募集概要

かつて鉱山の町として栄えた小坂町には、古くから地域に守り伝えられてきた文化財や歴史的にも価値の高い収蔵資料などが数多く存在しています。

しかし、これらについての周知・発信が思うように進んでおらず、町民はもちろん、町外の方も含め、地域の活力としての素材・財産としての価値認識の形成に至っていません。

そこで町では、これら貴重な文化財等の整理、保存、調査研究のほか、地域の誇りや郷土愛育成のための普及活用を進め、地域活性化に取り組んでいくために、こうした町の宝ものを守り、後世に伝え、これらを活かした地域づくりの担い手を確保・育成することを目的とした「小坂町地域おこし協力隊」を募集します。

求める人材

・学芸員資格を有するあるいは文化財の収集・整理・保管・調査研究の基礎的手法を理解している方
※学芸員資格を有することはマスト事項ではありませんが、専門性のある活動内容であるため、一定の知識を有する方を求めます
・文化財に関する普及活用事業・イベントの実施と情報発信ができる方
・歴史や文化財に興味がある
・明るく前向きに、何事も全力で取り組む
・協調性と主体性を兼ね備えた方

ロードマップ(3年間の活動計画)

ロードマップはこちら(PDFファイル:156.8KB)

活動内容については、現時点での予定のため、今後変更となる可能性があります。
また、任期後の進路については確約されたものではなく、想定し得る参考例となります。
また、着任後は定期的にロードマップの更新を隊員本人に行っていただき、担当者等との面談を実施します。

募集人数・活動内容

「文化財調査・活用促進員」:1名

・小坂町教育委員会の学芸員職員の補助・連携業務
(「鹿角地域文化財保存地域計画」に基づいた推進活動および調査活動)
・収蔵資料や文化財の整理・保管・調査研究による基礎情報の蓄積
(整理・保管方法を提案し、成果作品を製作する)
・文化財や収蔵資料等に関する情報発信、新たな魅力の掘り起こし
(文化財や収蔵資料等を活用した企画立案、実施)
・町民や教育現場への文化財や収蔵資料等の普及活用
(各種ツールを活用した情報発信による文化財や収蔵資料のPR)

募集条件

以下の(1)~(8)の全てに該当する方

(1)次のいずれかに該当する方
ア:現在、三大都市圏の地域または地方都市(条件不利地域は除く)に住民票を有する方

※現在、お住いの地域が要件に該当するかを下記リンク(総務省の地域おこし協力隊ウェブサイトに掲載されている地域要件確認表)からご確認ください。

地域おこし協力隊の地域要件確認表(PDFファイル:1.3MB)

イ:他の地方自治体において、地域おこし協力隊として同一地域で2年以上活動し、かつ解嘱1年以内の方
ウ:他の地方自治体において、語学指導等を行う外国青年招致事業参加者として2年以上活動し、活動終了から1年以内の方
エ:海外に在留し市町村が備える住民基本台帳に登録されていない方

(2)採用が決定し委嘱された後は、小坂町に住民票及び生活の拠点を移して活動ができる方

(3)心身ともに健康な方で、地域住民や関連団体と積極的に関わり、意欲的に関係を築こうと努力できる方

(4)活動内容を積極的に企画・提案・実行できる方

(5)協力隊活動終了後、小坂町で起業、就業して定住する意思のある方

(6)普通自動車運転免許を所持し、実際に運転ができる方(AT限定可)

(7)パソコンおよびモバイル端末の基本的な操作ができる方

※パソコン(ワード、エクセル、パワーポイント、メール等)、モバイル端末(X・Instagram・Facebook等)

(8)地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格条項に該当しない方

雇用形態

地方公務員法第22条の2第1項第1号に規定する第1号会計年度任用職員

活動地域(勤務地)・受入団体

活動地域:主として小坂町内

受入団体:小坂町教育委員会学習振興班(小坂町立総合博物館「郷土館」)
※施設内での活動の他、町内外の関連する場所での活動も含まれます

勤務時間等

(1)勤務日数:週5日(1週間あたり35時間)

(2)勤務時間:8時30分~17時15分(週4日)、8時30分~12時30分(週1日)

ただし、活動内容によっては時間帯が変動する場合があります。
また、土日祝日勤務が含まれる場合があります。
(参考:小坂町総合博物館「郷土館」は毎週月曜および冬期間休館)

毎月活動報告書を提出していただきます。
提出いただいた報告書はホームページ等へ掲載する場合があります。

なお、勤務時間外であれば副業は可能ですが、次の全てを満たし、事前に小坂町へ確認し許可を得た上で行う必要があります。

ア:本来の活動に支障が無いこと
イ:利害関係者等と不適切な関係にならないこと
ウ:公序良俗に反しないこと

雇用期間

令和8年4月1日(採用の日)から令和9年3月31日まで
最長で令和11年3月31日まで継続可能とし、1年単位(年度毎)で成果等を検証のうえ、継続更新の判断を行います。

待遇等

(1)給与:初年度は月額208,216円とします。(令和7年9月時点)
※他に期末手当、勤勉手当、昇給、時間外勤務手当があります。

(2)保険等:社会保険(健康保険・厚生年金)、雇用保険、非常勤職員等公務災害補償制度への加入があります。

(3)研修等:研修への参加費や旅費等は、町職員の例により予算の範囲内で町が支給します。

(4)車両:勤務時間中に車両を必要とする場合、町が準備し無償で貸与します。なお、車両は他の隊員との共用とし、勤務時間外の使用は不可とします。また、スケジュールによっては同じ活動内容の隊員と相乗利用となる場合があります。

(5)機器類:パソコン等を活動に必要とする場合、町が準備したものを使用します。

(6)住居:原則として、町が借り上げた賃貸物件とします。

(7)光熱水費:隊員の負担とします。

(8)引っ越し:荷物運搬等引っ越しにかかる経費については、隊員の負担とします。

(9)その他:活動に必要な経費等は予算の範囲内で町が負担します。

選考方法

(1)第1次選考(書類選考)
応募書類による審査を行います。
選考結果は文書で通知します。

(2)第2次選考(実地試験・面接試験)
第1次選考合格者を対象に小坂町内にて実施します。
活動拠点を見学し、簡単な作業(調査)体験をします。
また、面接試験を行います。
試験実施日については、協議のうえ決定します。
選考結果は後日通知します。

(3)第3次選考(面接試験)
第2次選考合格者を対象に小坂町役場にて実施します。
面接試験実施日については、協議のうえ決定します。
選考結果は後日通知します。

※応募に係る費用(書類郵送代、交通費、宿泊費等)は個人負担とします。ただし、第2次選考において対象者は「小坂町移住体験ツアー助成金」を利用することができます。

応募手続き

(1)応募方法
次の書類を下記応募先まで、郵送または持参してください。
なお、提出いただいた応募書類は返却いたしません。

ア:履歴書(市販のものも可とします)
イ:地域おこし協力隊活動目標
(別紙様式・下記関連ファイルよりダウンロードしてください)
ウ:運転免許証の写し

(2)応募先
〒017-0292
秋田県鹿角郡小坂町小坂字上谷地41番地1
小坂町総務課企画財政班 地域おこし協力隊募集係 宛

(3)応募受付期間
令和7年12月19日(金曜日)※当日消印有効
なお、応募受付期間までに応募がなかった場合は、受付期間以降に選考審査を随時実施することもあります。その場合は定員に達し次第、募集は終了します。

注意事項

・住民票の異動は必ず採用内定通知以降に行ってください。それ以前に異動をしてしまった場合、応募対象者でなくなり採用取り消しとなる場合があります。

・選考において合格者がいなかった場合は、募集人数にかかわらず本募集期間において「採用者なし」とする場合があります。その場合は再度募集をすることがありますので、あらかじめご了承ください。

受入団体担当者より

小坂町教育委員会学習振興班
橋本 聡美(はしもと さとみ)

実は中古文学を学んできたこともあり、文学者が少ない小坂町ではあまり役に立ちません。それでも地域の方々の力を借りながら、日々奮闘中です。

小坂町には、康楽館や旧小坂鉱山事務所といった国重要文化財や、国特別名勝及び天然記念物に指定されている十和田湖など、知名度の高い文化財があります。

こうした文化財に注目が集まりがちですが、他にも各地域で続けられる無形民俗文化財や、町出身者による美術作品、縄文時代の考古資料など、幅広い分野の文化財がたくさんあります。

様々な分野の文化財に興味のある方や、ひとつの得意分野の知識を活かしたいという方も大歓迎です。

文化財の調査や整理を通して、その魅力を発見、発信していただける方をお待ちしています。

関連ファイル

【参考】関連サイト

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 企画財政班(企画)

〒017-0292
秋田県鹿角郡小坂町小坂字上谷地41-1
電話番号:0186-29-3907
ファックス:0186-29-5481

更新日:2025年10月16日