アカシア香る鉱山が遺した町並み「明治百年通り」

※新型コロナウイルス感染症の影響により、営業時間等変更している場合がありますので、事前に確認のうえお出かけください。

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1910年(明治43年)8月建築
1986年(昭和61年)7月修復オープン
2002年(平成14年)5月国重要文化財指定

【営業時間】9:00~17:00
【定休日】年末年始
【問い合わせ】0186-29-3732

明治の芝居小屋「康楽館」

小坂鉱山従業員及び家族の慰安施設として建てられた、日本最古級の芝居小屋です。外観は、正面屋根のアメリカ木造ゴシック建築の影響を受けた軒飾り、唐草がからんだ棟飾りなど、白亜の西洋建築です。
内部には、切穴(すっぽん)や回り舞台といった人力によって動く仕掛けや、花道、昔ながらの桟敷席など、往時の趣を今なお残しており、黒子のガイドによる館内見学もできます。
現在も4~11月のほぼ毎日常打芝居(人情芝居、舞台ショー)が行われ、芝居を見物しながら飲食も楽しめるよう、各種弁当の取り扱いやそば処も備え、訪れる人たちを楽しませています。

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1905年(明治38年)7月建築
2001年(平成13年)4月移築復原
2002年(平成14年)5月国重要文化財指定

【営業時間】9:00~17:00
【定休日】年末年始
【問い合わせ】0186-29-5522

鉱山資料館「小坂鉱山事務所」

創建来、長年にわたり小坂鉱山の歴史を見つめ続けたその華麗な姿は、人々の憧れであるとともに、小坂鉱山のシンボルでもありました。
白亜の木造3階建て、飾り窓などルネッサンス風の外観や正面中央のバルコニー付きポーチ、見事な曲線美を描くらせん階段は建築学的にも高く評価されています。
館内は、建築の特徴や移築復原の記録展示のほか、小坂町の物産を揃える「明治百年堂」や昔の洋食屋さんを思い出させる「レストランあかしあ亭」、レンタル衣装(有料)により写真撮影を楽しめる「モダン衣装室」もあります。

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2014年(平成26年)6月グランドオープン
2015年(平成27年)3月国登録有形文化財指定

※小坂鉄道は1994年(平成6年)9月旅客列車廃止、2009年(平成21年)営業廃止

【営業時間】9:00~17:00
【定休日】12~3月(冬期休業)
【問い合わせ】0186-25-8890

旧小坂駅「小坂鉄道レールパーク」

廃線となった旧小坂鉄道の線路と設備を利用した“観て・学んで・体験できる”施設です。
レールバイクの乗車体験、全国で唯一のディーゼル機関車運転体験など、鉄道に関するさまざまな遊びや、当日の姿のままの機関車、全国でも珍しい貴重な車両などは、懐かしい雰囲気と歴史を感じさせてくれます。
また、週末や夏休み期間中はかつて首都圏と東北地方を結んだ寝台特急(ブルートレイン)「あけぼの」号への宿泊もでき、宿泊者だけの特典として全国でも珍しい“動くブルートレイン”への乗車体験もできます。

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1904年(明治37年)建築
2014年(平成26年)4月移築復原
2017年(平成29年)7月国登録有形文化財指定

【営業時間】10:00~16:00
【定休日】木曜・冬期休業あり
【問い合わせ】0186-25-8225

小坂町赤煉瓦にぎわい館「赤煉瓦倶楽部」

柱などの骨組みは木材、壁は煉瓦という小坂鉱山に特徴的な「木骨煉瓦造り」で、電気供給する配電所として建築されました。
明治期の貴重な建物を後世に伝えようと小坂町が譲り受け、明治百年通りの国際交流広場に移築しました。
壁材の煉瓦の大半を再利用し、外観は明治期の建物の雰囲気をそのまま再現しています。
館内はカフェとして利用され、軽食類や飲料、地元の和・洋菓子を集めたお土産などの販売もしています。

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1932年(昭和7年)「聖園天使園」が移転・新築

2003年(平成15年)国登録有形文化財指定
【問い合わせ】0186-29-5522※小坂鉱山事務所まで

多目的ホール「天使館」

1931年(昭和6年)にカトリック保育園として開園された「聖園天使園」が移転・新築され、その後1992年(平成4年)まで「小坂マリア園」として利用されていた施設です。
保存価値の高い近代文化遺産のひとつとして建築当初のものに復原されました。
内部は聖園天使園の歴史を伝える園長室のほか多目的ホールが設けられ、集会の開催や交流の場としてご利用いただけます。
毎年12月に開催されるクリスマスマーケットでは、イルミネーションに彩られます。

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明治時代の古地図を使ったデジタルマップでスマートフォンを片手に今と昔を比べながらまち歩きも楽しめます。詳しく(外部リンク)はこちら

まち歩き「青空の博物館」

明治百年通りをひとつの博物館とし、全12ヵ所に当時の写真、資料によるサイン(看板)を設置しています。
電気や水道、鉄道、病院といったインフラが次々と整備されるなど、時代の先駆者であった小坂町繁栄の歴史、当時の雰囲気を知ることもできます。
自分のペースでまち歩きを楽しむこともできますが、案内人同行で学びながらじっくりめぐることもできます。(詳しくはこちら

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「康楽園」

康楽館の竣工とともに1910年(明治43年)小坂鉱山によって開園された日本庭園です。
園内には1918年(大正7年)建設された小坂鉱山関係者の弔魂碑(慰霊塔)があります。

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「旧電錬場妻壁」

大正初期に切妻に改造され、藤田組の社章が表示されました。1997年(平成9年)の増築に伴い、妻壁が解体されたため、歴史的建造物の記念として一部を移築復原しています。

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「旧小坂鉱山病院記念棟」

県内一の総合病院として創建され、当時の外観は小坂鉱山事務所に負けない優雅さとも言われていましたが、1949年(昭和24年)焼失し、この建物は創建当時の姿を今に残す唯一の遺産となりました。

この記事に関するお問い合わせ先

観光産業課 観光商工班

〒017-0292
秋田県鹿角郡小坂町小坂字上谷地41-1
電話番号:0186-29-3908
ファックス:0186-29-5481

更新日:2021年03月30日